最近よく聞くミニマリストって?とりあえず物を減らせばいいの?
こんな疑問にお答えします。
この記事の内容
・ミニマリストとは
・ミニマリストとメンタルの関係
いわゆる“ミニマリスト”の暮らし方を知った時、こう思いました。
私がしたかったのはこれだ!
物を減らしたら掃除もラクだし私も「ミニマリスト」になろ〜!
その一方で、
そこまで減らしたら不便じゃないの?さすがにそこまでは減らせないよ...
とも感じました。
でもこれは本質を捉えていないんですよね。まずミニマリストの意味から確認しましょう。
1. ミニマリストとは
2. ミニマリストとは(意味)
ミニマリスト(minimalist)とは、「自分にとって本当に必要な物だけ」を持つことで、豊かな生活を手に入れようとする人やライフスタイルを表す言葉です。
メモ
・最小限の=ミニマルから派生した言葉
・2010年頃から海外で広がり始めた
・流行語大賞ノミネートで話題に
ミニマリスト(minimalist)
持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人。自分にとって本当に必要な物だけを持つことでかえって豊かに生きられるという考え方で、大量生産・大量消費の現代社会において、新しく生まれたライフスタイルである。「最小限の」という意味のミニマル(minimal)から派生した造語。
最近ではYoutubeやInstagramを通じて自身のライフスタイルを発信する人が増え、さまざまな意見や議論があります。
明確な定義があるわけではなく、物の数でミニマリストかどうかが決まるものでもありません。
ポイント
・最低限必要な物や数は人によって違う
・物を減らすことが目的ではない(生活が不便になるほど減らさない)
・必要なものだけを持ち豊かさを得る
言葉はあくまで状態をラベリングしたもの。
そこに捉われてしまうと、安易に「私もミニマリストになりた〜い」と言って本質を見失うので注意が必要ですね。
3. ミニマリストは目的ではなく手段?
ミニマリストは目的ではなく手段だと言われることがあります。
私も「確かに」と納得したのですが、最近は結果にすぎないのではないかと考えるようになりました。
例えば、
<仕事・家事・育児で時間がない主婦>
自分のための時間を増やしたい
▼
家事の手間やお金の無駄を減らす
▼
本当に必要な物が残り管理がラクになる
▼
時間とお金に余裕ができる
この結果がいわゆる“ミニマリスト”と呼ばれる状態に当てはまった、くらいの感覚でいた方がしっくりきます。
新しいライフスタイルとは言われていますが、無自覚で昔からそのような生活をしている人もいますよね。
言葉とともに注目が高まった考え方ですが、
なろうとするものではなく、結果的に行き着くものなのかもしれない。
という解釈を現時点ではしています。
めざすのは、ミニマリストではなく、自分にとってちょうどよく、心地よい暮らしです。
4. ミニマリストとメンタルの関係
5. ミニマリスト(ミムマルライフ)を意識したきっかけはメンタル不調
もともとシンプルな暮らしに憧れ何年も試行錯誤していたので、それなりに片付いていました。
ミニマリストという言葉を強く意識したのには、1つ大きなきっかけがありました。
会社を「休職」することになり、自分が過ごす空間をもう一度見直そうと思ったのです。
ちょっと余談になりますが経緯を説明させてください。
たった数ヶ月前のことですが、家のことや自分のことに気を回す余力がなくなっていました。
後に「うつ状態」と診断されました。
数年前からメンタル不調が続いていてごまかしながらやってきたけど、心身ともに限界を迎えたという感じです。
当時の状況
・疲れているのに眠れない
・自炊や片付けができない
・色、音、臭いなどに過敏
・物が多くてイライラする
ボロボロの状態でも仕事を休むことができず、半ば強制的に行かされた精神科の診断のおかげでやっと「休む」ことができました。
自分の部屋でも全く心が落ち着かず「とにかくリセットしたい」という心境で、思い切って大きなものを手放しました。
6. 「捨てたい」は「変わりたい」ということ
もしあなたが「物を捨てたい」という気持ちが強くなっているとしたら、それは「変わりたい」ということだと思います。
どうしたらいいかはわからないけど現状の何かを「変えたい」という気持ちが根底にある。
それが、表面的には「捨てたい」という言葉になっている可能性が高いです。
7. 現状を変えるために必要なこと
では、どうしたら現状を変えられるのか。参考になる言葉があるので紹介します。
人間が変わる方法は3つしかない。
1番目は時間配分を変える。
2番目は住む場所を変える。
3番目は付き合う人を変える。
この3つの要素でしか人間は変わらない。
最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。
元マッキンゼー日本支社 社長の大前研一さんの言葉です。
有名なのでご存知かもしれませんが、休職して自宅で過ごす時間が増えたので2番目の「住む場所」の重要性を痛感しました。
ここでは「住む地域」という意味だと思いますが、すぐに引っ越しするのは非現実的なので住む空間を変えました。
まだ理想には程遠いですが、変化の過程を伝えたいと思います。
極端に物が少ない部屋を目指しているわけではないので、ミニマルライフを始めたいという方の参考になればうれしいです。
8. ミニマリストの暮らしはメンタルの安定にもつながる
今回は、以下についてお話しました。
・ミニマリストとは
・ミニマリストとメンタルの関係
ブームや言葉に惑わされず、自分はどれくらいあればちょうどいいか、どんな状態だと心地よく暮らせるかを考えて判断することが大事なのではないでしょうか。
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